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FXの自動取引とは? メリット・デメリット、利益を出すコツを紹介

FXの自動取引とは? メリット・デメリット、利益を出すコツを紹介

DailyFX, Research
原著者
DailyFXJapan, Research
翻訳者

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このページの内容

FXの取引を自動化すると時間を節約できたり、多くの投資チャンスにつながったりします。人為的なミスを減らすことも可能。ただし、自分が使いやすい自動売買ツールを選ぶことが大切です。

本記事では、FXの取引を自動化するメリットやデメリット、プログラムの種類、ツールの選び方のポイントを解説します。

FXの自動取引とは?

FXの自動取引とは、あらかじめ設定した取引ルールに基づいて、売買を自動で行うシステムのことを指します。「システムトレード」や「シストレ」などとも呼ばれるこの取引は、トレードのルールをプログラム化し、1つのシステムを構築することで、人間が直接操作しなくても自動で売買を進行する仕組みです。

例えば、以下のような取引ルールが設定されているとします。

状況売買行動
ドル/円が108.00を超えた売り
ドル/円が107.50を下回った買い

このルールをシステムに組み込むことで、指定の価格になったときに、自動的に売買が行われます。トレーダーが市場の動きを24時間監視する必要がなくなり、時間的負担を軽減できます。また、直感や感情に左右されることなく、設定したルール通りの取引が可能です。

FXの自動取引に向いている人・向いていない人

FXの自動売買は、その名の通り「自動」で取引を行うことが可能。忙しい日々を送っていても手間をかけずにFXを取引できるため、トレードに時間を割けない方にお勧めです。また、FXの自動売買を利用するには一定の資金が必要なため、投資資金に余裕がある方が自動売買に向いています。さらに、FXの自動売買は一定の戦略を設定し、それに基づいて売買が行われるため、長期目線で投資できる方が良い結果を得やすいでしょう。なお、一度設定した取引ルールを無視したり変更したりすると、結果が大きく左右される可能性があります。そのため、取引ルールをしっかりと守れる方に自動売買は向いています。

一方で、FXの自動売買には、一定の資金と長い時間が必要。短期間で大きな利益を狙いたい方には、必ずしも適していないかもしれません。また、少額からFX取引を始めたい方にとっても、必要な初期投資や維持費用を考慮すると、自動売買は高額になる可能性があります。さらに、取引スタイルが短期投資である場合は、自動売買の長期的な視点は合わないかもしれません。

【関連記事】FXの自動取引を始める前には、まずFXの基礎知識について学ぶことが大切です。詳しくは、「【資金をムダにしない】FXを始める時に知っておくべきこと3選!」をご覧ください。

FXの自動取引でよく使われる用語

FXの自動売買でよく使われる用語を紹介しましょう。自動売買ツールを選ぶ際の参考にしてください。

プラットフォーム

FXの自動売買において、プラットフォームは自動売買システムを指します。さまざまな取引ルールを組み込むことが可能で、これにより投資家は自動で売買を行えます。

具体的には、以下のような機能を備えています。

  • 自動エントリー:設定した条件に合致した場合、自動的に取引を開始します。
  • 自動エグジット:設定した条件(利益確定ラインや損切りライン)に達した場合、自動的に取引を終了します。

自身の投資戦略に基づいた取引ルールをプラットフォームに設定することで、24時間自動でFX取引を行うことが可能となります。ただし、プラットフォームの選択や設定は重要で、すべての投資戦略に対応したプラットフォームはありません。自分の投資戦略に合ったプラットフォームを選び、適切に設定することが求められます。

勝率

FXの自動売買における勝率は、出した注文のうち、利益を生み出した取引の回数を指します。しかし、勝率が高いからといって必ずしも成績が良いとは限りません。

例えば、以下のAとBの取引結果を比較してみましょう。

取引勝率平均利益平均損失
A80%10,000円50,000円
B50%30,000円10,000円

取引Aの勝率は80%と高いですが、平均的な損失が大きいため、結果的に総利益は取引Bに劣ってしまいます。逆に、取引Bは勝率50%と低いですが、平均利益が高く、平均損失が低いため総利益は高くなります。

つまり、FXの自動売買では勝率だけでなく、勝ったときの平均利益と負けたときの平均損失も重要な指標なのです。これらを総合的に判断し、自動売買の成績を評価しなければなりません。

プロフィット・ファクター

FXの自動売買における成績を評価するための重要な指標の1つ。以下の計算式で求められます。

プロフィット・ファクター = 総利益÷総損失

この数値が1を上回る場合、全体的に見て利益が出ている証拠であり、良い結果が得られていると言えます。一方で、1を下回ることは全体で見れば損失が出ているため、その取引戦略の見直しが必要。つまり、プロフィット・ファクターはトレード成績を一目で評価する目安となるため、FXの自動売買を行うためには非常に重要な指標と言えます。

ロジック

取引戦略の設計図のこと。通貨ペアの選択、取引を行うタイミング、その戦略を作成したトレーダーなど、全てが含まれます。

例えば、どの通貨ペアで取引を行うか? どのような状況で売買を実行するか(例:特定の価格動向や、特定の時間帯など)? そのシステムを開発したトレーダーの考え方や意図……。これら全てがロジックと呼ばれる要素です。

ロジックはその自動売買システムの骨格となる部分であり、その質が結果に直結します。したがって、FXの自動売買システムを選ぶ際は、その背後にあるロジックを理解し、自分の投資スタイルやリスク許容度に合致するかどうかを見極めることが重要です。

最大ドローダウン

一定期間中に見られる資産の最大値から最小値までの差額を指します。FXの自動売買におけるリスクを評価するための重要な指標であり、最大でどれほどの損失を許容できるかを示しています。

以下の表は、各月ごとの資産最大値、最小値、ドローダウンの例を示しています。

期間資産最大値資産最小値ドローダウン
1月¥10,000¥8,00020%
2月¥11,000¥9,50014%
3月¥12,500¥10,50016%

FXの自動売買において、自身の資産と比較して最大ドローダウンがどれほどの影響をおよぼすかを見極め、それを基に適切なリスク管理を行う必要があります。

【関連記事】FXの基礎知識は、「FXの基本用語「pips」とは?基礎知識や計算方法、注意点をプロが解説」で詳しく学ぶことができます。

FXを自動取引にするメリット

では、FXを自動取引にするメリットは何でしょうか?

自動売買にすると時間を節約できる

FXの売買を自動化する最大のメリットは、時間が節約できること。画面の前に座って1日中チャートを眺める必要がなくなり、バランスの取れた規則正しい生活を送れます。さらに、重大なニュースが流れているときや毎日決まった時間帯に、市場を注視する必要もありません。

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また、投資のチャンスを探したり、分析結果を再確認してポジションを適切な状態に維持したりするストレスがなくなります。時間の余裕を生み出すことは、精神的な余裕にもつながります。

そのため、投資戦略が実際に効果的だったのかを検証したり、今後に向けてそれらを改善したりなどの分析に時間を使うことができるようになります。

自動売買にすると投資チャンスを増やせる

FX取引を自動売買にすると1日24時間、週5日稼動できます。そのため、あらゆる投資チャンスを狙えることも利点。

売買を自動化していないと、投資チャンスを探す時間が制限されます。多くのトレーダーはフルタイムまたはパートタイムで働き、睡眠をとらないわけにもいきません。したがって、投資チャンスを見逃してしまうことがあります。

その一方で、自身が設定したルールに基づき、常に市場を監視するプログラムがあると、投資チャンスがあれば取引は必ず実行されます。そして、あらかじめ設定されたルールに基づいて、売買は適切に管理されます。つまり、投資戦略を活用すれば、利益を最大限に増やすことが目指せます。

自動売買にするとミスを減らせる

取引する際に自制心を持って十分に注意しているつもりでも、故意や過失にかかわらずミスを犯す可能性があります。例えば、取引サイズを間違えたり、ストップ注文やリミット注文を間違った水準で設定したり、決済するつもりがないポジションを誤って決済したり、意図したものとは真逆の取引を実行したり。さまざまなミスが発生しています。

真逆の取引を実行するわけがない、と思った方もいるでしょう。しかし、勝てるはずの取引で、なぜか反対のポジションを保有していた経験がある方もいるはずです。さらに、ほとんどのトレーダーは、感情に支配されて投資戦略から逸脱してしまったことがあるのではないでしょうか?せっかく勝ち筋がある戦略を立てても、その通りに実行しなければ何の意味もありません。

FXの自動売買を採用すると、感情という要素を完全に排除できます。コンピューターは指示通りに動くため、投資戦略も意図した通りに実行されます。

FXを自動取引にするデメリット

FXの自動売買にはメリットがある一方、デメリットがあることも理解しておかなければなりません。

相場が急変した場合はすぐに対応できない

FXの自動取引のデメリットとして、相場が急変した場合の対応が挙げられます。定められたルールに基づいて機械的に売買を行うため、大きな市場の変動に対する迅速な判断が難しいという問題があります。

例えば、以下のシナリオを想定してみてください。

状況手動売買自動売買
相場が急上昇すぐに買い注文を出し、利益を最大化設定によるが、一定の利益を出した後で売り注文が出るまでの間にチャンスを逃す可能性がある
相場が急落すぐに売り注文を出し、損失を最小化設定された損切りラインを超えた時点で売り注文が出るが、それまでに大きな損失が出る可能性がある

このように、急な相場の変動に対応するには、自動売買の設定を適切に行うスキルが求められます。

取引ツールによっては注文設定が難しい

FXの自動売買では、取引ツールの使い勝手が重要となります。操作性が良くなく、注文設定が難しく感じるものもあるかもしれません。

例えば、以下のような問題が起こることがあります。

  • 初心者には理解しにくい専門用語が多い
  • ユーザーインターフェースが複雑で操作が難しい
  • 注文方法が多種多様で、どれを選べばいいのか迷ってしまう

これらの問題を解決するためには、取引ツールを選ぶ際に以下のポイントを考慮することが有効です。

ポイント説明
専門用語の説明取引ツール内で専門用語が説明されているかどうか
ユーザーインターフェース直感的に操作できるかどうか
注文方法注文方法がシンプルかどうか

システムの誤作動が起きる可能性がある

FXの自動売買では、プログラムが正確に動作することが利益を生み出す要素と言えますが、そこには誤作動が起きるリスクも存在します。例えば、ネットワーク障害や電源トラブル、プログラム自体のバグなどが原因で、システムが予期せぬ行動をとる場合があります。

これらのリスクを防ぐためには、信頼できるシステムを選ぶことが欠かせません。また、定期的にシステムの動作確認を行い、異常があればすぐに対応することも大切です。

FXの自動売買にはデメリットがありますが、リスク管理をしていればメリットを活かした取引ができるはずです。

【関連記事】リスク管理について、詳しくは「FXトレードにおける適切なリスク管理の基礎をプロが解説」で知ることができます。

FXの自動取引の種類

続いて、FXの自動売買の種類を解説します。

開発型システムトレード

メタトレーダー4(MT4)などの取引ツールを利用して、FX取引を自動化するシステムのことを指します。エキスパート・アドバイザー(EA)と呼ばれるプログラムを設定することで、取引の全プロセスを自動で行います。

このシステムの大きな特徴は、自身のトレード戦略を具現化したオリジナルの売買ロジックを作成し、それをプログラムとして実装できる点にあります。しかし一定の知識と経験が必要となるため、開発型システムトレードは基本的に上級者向けです。

選択型システムトレード

特定のテクニカル指標や価格パターンに基づく、既製の運用プログラムを選択する方法。初心者の方でも手軽に利用できることが特徴です。

ただし、選択型システムトレードの売買ロジック(買いどき、売りどきの判断基準)は固定されており、自由に変更できないことが、選択型システムトレードの大きなデメリットと言えます。つまり、選択肢が限られるため、自分の投資スタイルに完全に合致するロジックを見つけることが難しくなる可能性があります。

FXの自動取引におけるプログラミングの種類

システムの種類を理解した後は、プログラムの種類も押さえておきましょう。

プログラム型

プログラム型の自動売買は、売買ロジックをプログラミング言語によって機械化したもの。システムが自動的に取引を行い、新規注文から決済注文まで一貫して自動化するのが特徴です。

しかし、売買ロジックについては、公表されているものと非公表のものがあります。公表されている場合、そのロジックを理解し、自分の投資スタイルに適しているかどうかを判断することが可能。他方、非公表の場合、信頼性を確認するためには、プログラムのパフォーマンスや評判、提供者の信頼性などを調査しなければなりません。

また、全てが完全に自動化されているわけではありません。プログラムによっては、決済注文を自分で設定しなければならない場合もあるので注意が必要です。

リピート型

特定の通貨ペアに対して一定の条件がそろったときに自動で売買を繰り返すプログラムです。例えば、ユーロ/米ドルが1.3000まで上昇したら売り、1.2500まで下落したら買い、などに設定できます。

リピート型は、特にレンジ相場に強いと言われています。レンジ相場とは、価格が一定範囲内で上下に動き続ける相場のこと。また、リピート型のもう1つの特徴は、スワップポイントによる収益の期待です。スワップポイントとは、金利差による利益のことで、特定の通貨ペアを保持しているだけで得られます。

このようにリピート型は自動売買の中でも扱いやすく、初心者の方にもお勧めの手法です。

トレーダー型

トレーダーの売買動向をコピーして取引を行うスタイル。経験豊富なトレーダーの注文をそのまま反映できるため、相場の急激な変動にも柔軟に対応できます。

注意点としては、選択したトレーダーの成績に左右されることが挙げられます。選んだトレーダーのパフォーマンスが良ければ、それに従った取引も利益を生む可能性が高まります。反対に、トレーダーの成績が悪ければ、その影響をそのまま受けるリスクも。

この方法を選ぶ際は、トレーダーの過去の成績や戦略をしっかりと把握し、自身のリスク許容度に合ったトレーダーを選択しなければなりません。トレードスタイルについては「FXのトレードスタイル6選!自身に合うトレードスタイルを徹底解説」でもっと詳しく知ることができます。

FXの自動取引ツールを選ぶ際のポイント

FXの自動売買ツールを選ぶ際のポイントを理解しておきましょう。

FXの取引経験に合わせた種類を選ぶ

FXの自動売買を始める際には、FXの取引経験に合わせた種類を選ぶことが大切です。初心者の場合、選択肢が設定された「選択型システムトレード」や、一定の条件に従って売買を繰り返す「リピート型」がお勧め。

選択型システムトレードは、あらかじめ作成された運用プログラムから自分の投資スタイルに合ったものを選べます。初心者でも取引を始められる利便性が魅力。一方、リピート型は、特定の通貨ペアを一定の条件で売買を繰り返します。レンジ相場で強いとされ、スワップポイントによる収益も期待できます。

手数料が安いツールを選ぶ

FXの自動売買では、1日に複数の取引が行われます。そのため、取引ごとの手数料が高いと、それだけで利益が削られてしまいます。手数料が安いツールを選ぶことで、取引コストを低く抑え、利益の最大化を目指せます。

少額で始めたい場合は最小取引単位が小さいツールを選ぶ

FXの自動売買を少額から始めたい方は、最小取引単位が小さいツールを選ぶことをお勧めします。例えば、最小取引単位が1,000通貨のツールが利用しやすいでしょう。ただし、最小取引単位が小さいとはいえ、FXの自動売買は元本が減るリスクもあります。経済状況や自身のリスク許容度を考慮しながら、無理のない取引を心掛けてください。

実際に使ってみて設定しやすいツールを選ぶ

FXの自動売買ツールを選ぶ際、自分自身が使いやすいと感じるものを選ぶことも重要です。特に初心者の方は、使い方が複雑でなく、設定も容易に行えるツールを選ぶことが推奨されます。また、無料でデモトレードを試せるかもチェックしましょう。実際に、自動場売買を行う前にツールの操作感を確認してください。

取引通貨ペアは種類が少なくても問題ない

自動売買ツールを選ぶ際には、取引通貨ペアの種類を確認しますが、必ずしも取引通貨ペアの種類が多いほうが良いとは限りません。なぜなら、主要な通貨ペアである米ドル/円や、ユーロ/米ドルが扱えれば問題ないからです。主要通貨ペアは流動性が高く、市場の安定性も期待できるため、自動売買の安定運用には最適と言えます。

通貨ペア特性
米ドル/円世界最大の経済である米国と、第三位の日本の間で取引される。非常に流動性が高く、スプレッドも狭い。
ユーロ/米ドル世界的に最も取引量が多い。ユーロはユーロ圏、米ドルは米国の経済指標に影響を受ける。

勝率はあまり気にしなくてもよい

FXの自動売買ツールを選択する際、そのツールの勝率に注目する方も多いでしょう。一般的に、勝率は全取引の中で利益を出せた取引の割合を指します。しかし、ツールによって勝率の算定方法が異なるため、単純に勝率だけを見て判断することはお勧めしません。

例えば、「少ない利益でもプラスになった取引は全て勝ち」とカウントする一方で、他のツールでは「ある一定の利益以上を出した取引だけを勝ち」とカウントする場合が考えられます。

つまり、同じ70%の勝率でも、その背後にある実際の取引の結果は大きく異なる可能性がります。そのため、勝率だけでなく、ツールの使い勝手や取引コストなども考慮することが欠かせません。

FXの自動取引で利益を出すコツ

最後に、FXの自動売買で利益を出すコツを紹介します。

メジャー通貨を選ぶ

FXの自動売買で利益を出すためには、メジャー通貨を選ぶことが選択肢の1つとして挙げられます。メジャー通貨とは、米ドル、ユーロ、円などのこと。これらの通貨は流動性が高く、市場参加者も多いため、比較的価格の安定性があります。

また、メジャー通貨は取引情報や関連ニュースが豊富で、市場状況の把握が比較的容易です。対して、マイナー通貨は流動性が低く、値動きが急で不安定な傾向があります。その結果、自動売買のシステムがうまく機能しない可能性があります。

自身で決めたリスク管理のルールを守る

FXの自動場売買において、リスク管理は大切です。自動売買では、エントリーとエグジットのタイミングをプログラムが管理しますが、基本的なルールを理解しておくべきです。エントリーは「大きなトレンドの方向に基づいて取引を開始する」などの、シンプルなルールを決めておきましょう。

また、エグジットでは利益確定や損切りのタイミングを守らなければなりません。例えば「一定の利益が出たら売買を終了する」「一定の損失になったら売買を終了する」などのルールを設定します。

さらに、FXの取引で大きな利益を得るためには、それなりのリスクを伴います。そのリスクを最小限に抑えるために、「一度の取引で使う資金は全資産の1%以内にする」などのルールを設定しましょう。

これらのルールをしっかりと守ることで、FXの自動売買は安定した結果をもたらすはずです。

レンジ相場で活用する

FX市場の約7割はレンジ相場と言われており、価格が一定の範囲内で上下に動く市場のことを指します。レンジ相場は大きなトレンドが確立していない状態であり、価格が一定の幅を出入りする特性があります。

FXの自動売買では、このレンジ相場をうまく活用することで利益を得ることが可能。価格がレンジの上限に近づいたときに売り、下限に近づいたときに買うという手法が一般的です。このような取引を繰り返すことで、小さな上下の値動きから着実に利益を積み上げられます。

この戦略を採る際の注意点は、市場がトレンド相場に変わった際のリスク管理です。価格がレンジからブレイクした場合、大きな損失を出す可能性があるため、ストップロスなどを適切に設定し、損失を最小限に抑えなければなりません。

【関連記事】FXのブレイクアウト手法について、さらに詳しくは「FXのブレイクアウト手法とは?ダマシの見極め方や4つのステップ」で知ることができます。

まとめ

この記事では、FXの自動取引の仕組みや種類、メリット・デメリット、選び方のポイントについて解説しました。

FXの自動取引は、取引に時間をかけたくない方や初心者でも始められる手法です。ただし、手数料や取り扱い通貨ペアなどを確認し、デモトレードなどで実際に利用してからツールを選ぶことが大切です。

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