ビットコイン/米ドルのテクニカル分析見通し:第4四半期に向けた値動きは依然として不安定
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テクニカル分析において、2023年のビットコイン価格は優れたパフォーマンスを見せた1年だったが、過去2ヶ月間で損失を出したことから、より深いリトレースメントをめぐる懸念が高まっている。しかし、9月には心理的な水準である25,000ドルが反発しており、上昇が始まる可能性がある。毎月のローソク足の終値に注目する必要があり、現時点では十字線の終値に向かっているように確認できる。
ビットコイン/米ドル (BTC/USD) 月足チャート
出所:TradingView、チャート作成:ザイン・バウダ
週足チャートで見ると、第3四半期は不安定な値動きが続いている。価格は高値を更新した後、安値を付けており、前週の終値はハンマーのローソク足が見られたが、トレンドは転換しなかった。現在は、20日移動平均線と200日移動平均線に一致する27,800ドル付近に下落トレンドラインがレジスタンスとして機能している。
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現在の水準から下落チャネルを突破するためには、200日移動平均線をクリアしてから、現在の100日移動平均線がある心理的な水準の30,000に向かわなければならないことは明確である。もし価格が30,000ドルの水準を突破できれば、この価格水準を維持することが難しかったビットコインの強気筋に新たな課題をもたらすだろう。
現在の下落トレンドをブレイクするためには、25,000ドルの水準が焦点となり、50日移動平均線は24,400ドルの水準をわずかに上回っている。その下には、重要なサポートラインの22,500ドルがあり、この水準を下方にブレイクすると、2022年初来安値に向かう可能性が明確になるだろう。
注目すべき重要なレベル
サポートレベル:
- 25,000ドル(心理的な水準)
- 22,500ドル
- 20,000ドル(3月6日に付けたスイングロー)
- 15,500ドル(2022年初来安値)
レジスタンスレベル:
- 27,800ドル(200日移動平均線)
- 30,000ドル(心理的な水準、100日移動平均線)
- 32,500ドル
- 34,177ドル
ビットコイン/米ドル 週足チャート
出所:TradingView、チャート作成:ザイン・バウダ
--- DailyFX.com ザイン・バウダ著
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