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株の配当はいつもらえるの?プロが配当を基本から分かりやすく解説!

株の配当はいつもらえるの?プロが配当を基本から分かりやすく解説!

リチャード・スノー, ストラテジスト

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このページの内容

配当株は、投資家にとって株価上昇以上の収入源となる可能性があります。定期的な配当金は企業の財務が安定している証であり、長期ポートフォリオの成長に効果的であると多くの投資家が認識しているため、配当株に心を惹かれるのです。

本記事は、配当株の基礎知識を提供することを目的としています。さらにDailyFXで紹介される他の株式関連コンテンツへの足がかりとなるものです。

配当株とは?

配当株とは、純利益の一部を配当金として株主に還元する企業の株のことです。定期的に配当を実施している企業は、株価上昇分に加えて配当収入の恩恵を得ることができるため、投資家にとって望ましいことと言えるでしょう。

また、配当金を定期的に受け取れるということは、企業の財務が安定していると考えられ、個人投資家や資産運用会社からも注目されるのです。企業が利益の一部を株主に還元するためにはそもそも利益をあげなければなりませんし、長期的な配当実績は、その企業の収益性の高さを示すものでもあるからです。

配当金は年4回(四半期毎)支払われることが多いですが、年1回、半年に1回、月1回のケースもあります。また、「不定期」の場合には実行可能な時に支払われます。

配当利回りを計算するには、一株あたりの年間配当金を一株あたりの価格で割ります。

配当利回り=一株当たりの年間配当金/一株当たりの価格

株式トレーダーが知っておくべき基本的なレシオについては、市場価値に関するレシオの記事をご覧ください。

株の配当はどのように支払われるのか?

収益性の高い企業は、剰余金(純利益)を事業への再投資に活用するか、株主へ配当として分配するかを選択することができます。配当をおこなう場合には、取締役会の承認を得た上で次の配当を発表し、対象となる株主に配当の支払い日程を通知します。

例:

A社は監査済みの四半期財務諸表に基づき、非常に収益性の高い四半期であったことを報告しました。A社取締役会の承認を得た後、4月1日に対象となる株主に5月10日付けで配当金を支払うことを発表しました。また、一般株主には権利確定日と権利落ち日を公表します。配当金支払日に会社が支払いをおこない、株主は配当金を口座で受け取ります。

配当をおこなう株とは?

株式は大きく分けて、主にグロース株とバリュー株の2種類があります。 グロース株は利益を内部留保して急成長している事業への再投資を選択することが多く、バリュー株は成長曲線が一段落したような成熟した企業を指します。

バリュー株は、マーケットで支配的な地位を築いているにも関わらず、成長の機会が限られている場合があります。そのため、資本の最も効率的な使用は再投資ではなく株主に分配することと考え、配当をおこなう可能性が高いのです。株主は配当金で再投資するか、どのように支出するかを自らの判断で決めることができます。

一見、理にかなっているように見える配当の支払いですが、それなりのリスクも伴います。一度配当の実施を決めたら、配当しない元の状態に戻すことは非常に難しいでしょう。企業の業績が低迷すると、配当を減らしたり廃止したりしなければならないことがありますが、これはマーケットに非常にネガティブなシグナルを与え、懸念した投資家が売りに出せば株価に壊滅的な影響をもたらす可能性があります。

以下に挙げる 株式セクターは多くの配当株が含まれていることで知られています。

  • 公益事業:電力、水道、天然ガスの供給会社
  • エネルギー: 石油と天然ガスの供給会社
  • 通信:ネットワーク・プロバイダー、ワイヤレスサービス
  • 生活必需品:家庭用品、医薬品、食品・飲料、タバコ、アルコール
  • 不動産:不動産投資信託(REIT)、商業用、住宅用

IG株式銘柄スクリーナーを利用すると、世界の株式マーケットや特定のセクターをフィルタリングすることで最適な配当株を見つけることができます。フィルターには、時価総額、一株当たり利益(EPS)、配当利回り、標準PERなどがあります。

株の配当はいつおこなわれるか?

配当金は、配当をおこなう会社が指定する「支払日」に支払われますが、「権利落ち日」の前に株式を所有していた株主にのみ支払われます。その流れは以下のとおりです。

  1. 宣言日:取締役会が配当の意思を伝える日です。さらに、取締役会では権利確定日と支払日を発表します。
  2. 権利落ち日:配当金を受け取る権利がなくなってからトレードされる最初の日です。この日以降に購入した人は、直近の配当金を受け取ることはできませんが、少なくとも次の配当落ち日まで株式を保有していれば、今後の配当金を受け取ることができます。
  3. 権利確定日:権利確定日は会社が配当金の対象となる株主を正確に記録する日です。権利確定日が権利落ち日の1営業日後になるのは、株式の決済が会社の記録簿に反映されるまでに2日を要するためです。そのため、権利落ち日の前日に株式を所有していた人は、権利落ち日の翌日に配当金を受け取る対象として記録されます。
  4. 支払日:会社の株主に資金が払い込まれる日で、通常は権利確定日から何週間か後になります。

配当株への投資方法

投資家が配当株に投資する際には、いくつかの重要な基本的要素と市場のレシオに注目する必要があります。

本記事では、配当株への投資方法テーマとして、配当利回り、PER、配当性向、配当成長率などの考慮すべき要素について実例を用いて解説しています。

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配当株に関するよくある質問(FAQ)

権利落ち日の前に株を買って配当金を受け取り、配当落ち日に株を売って素早く利益を得る場合において、なにか妨げになるものはありますか?

投資家は、株式の評価方法をリサーチする際に様々な方法を検討します。その一つが、将来の配当を予想し、それを割り引いて現在価値を算出する「配当割引モデル」です。そのため、受け取るべき配当金がなくなるとマーケットはこれを価格に反映させ、結果として、配当落ち日の株価は一株当たりの配当金の額とほぼ同額下落します。

例: X社は、配当落ち日の前日に10.20ドルでトレードされており、一株当たり0.20ドルの配当をおこないます。配当落ち日(株主が配当金を受け取る権利がなくなってから株式がトレードされる最初の日)には、株主が0.20ドルの追加支払いを受ける権利がないことから、株式は10ドル前後でトレードされるでしょう。

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