※2024年6月14日11時31分更新
ハイテク株の上昇はとどまる気配がなく、ナスダック100指数は19,000を大きく超えた。一方、NYダウと日経平均株価の両指数は失速している。主要株価指数の目先の値動きを探る。
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ナスダック100:初の19500超え
ダウ工業株30種平均株価が苦戦する中、ナスダック市場の時価総額上位100社(金融除く)で構成されるナスダック100指数は13日、4日連続で史上最高値を更新し、初めて19,500を超えた。
ハイテク株は5月末から強気な展開が続いている。ナスダック100指数は史上最高値の階段を上り続けており、20,000レベルが次の大きな心理的水準として迫ってきている。
短期的には、終値で19,000ドルを下回ると、上昇トレンドが一巡したことを示すかもしれない。
ナスダック100 日足チャート
資料:ProRealTime
NYダウ:米CPI後の上昇は続かず
ダウ平均は13日、前日発表の米消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回ったことを好感した買いで上昇した分を維持できず、米連邦公開市場委員会(FOMC)会合開催後に下落した。
FOMCが公表した経済見通しで、年内の利下げが1回のみと予想されたことを受け、2024年の利下げ観測が後退。これが株価を直撃し、市場全体に失望感が漂っている。新たな下落があれば、指数は38,000まで引き戻されるか、4月の安値37,500付近まで下降する可能性がある。
39,000を上回らない限り、新たな上昇基調が始まったという期待にはつながりにくい。
NYダウ 日足チャート
資料:ProRealTime
日経平均の躍進、つまずく
日経平均株価は13日、週初からの上昇相場が失速した。日銀は金融政策決定会合で政策金利を据え置くとみられており、日本株の重しとなっている。
今週の上昇は、5月中旬の高値と同水準の39,340付近で力尽きた。指数は5月下旬の安値を始点とするトレンドラインのサポートを割り込み、5月の安値37,500に向かって下落する可能性が出てきた。
上昇基調の再開を示唆するには、39,000を上回る終値が必要となる。
日経平均 日足チャート
資料:ProRealTime
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