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今週のマーケット展望:ユーロ圏インフレ、米PCEで値動き読む。金価格、ドル/円、ユーロ/ドル、英ポンド/ドル見通し

今週のマーケット展望:ユーロ圏インフレ、米PCEで値動き読む。金価格、ドル/円、ユーロ/ドル、英ポンド/ドル見通し

ディエゴ・コルマン, ストラテジスト
原著者
居林有里, 翻訳・編集主幹
翻訳者

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このページの内容

※2024年5月27日15時09分更新

週明け27日は米国と英国の市場が休場となるため、穏やかで静かな幕開けとなる。しかし、ユーロ圏のインフレ率と米国のコアPCEの発表を控え、週末に向けて盛り上がりを見せるだろう。金価格ドル/円、ユーロ/ドルなど為替の見通しを探る。

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27日は、米国はメモリアルデー(戦没者追悼記念日)、英国はスプリング・バンクホリデーのため休場となる。金融の中心地である両市場の休場で取引量が減少するため、値動きが鈍くなる可能性がある。しかし、予期せぬニュースが伝われば、売買注文を吸収するトレーダーが少ないため、流動性の低下で値動きが大きくなることも考えられる。そのため、27日の取引には注意が必要だ。

とはいえ、今週は金曜までは大きなボラティリティを引き起こすようなインパクトのある経済イベントは今のところほとんどなく、相場は全体的に比較的穏やかに推移すると予想される。しかし31日(金)は別だ。重要な経済指標が発表されるため、状況が一変する可能性がある。大西洋の片側では、ユーロ圏の5月消費者物価指数(CPI)が発表され、その反対側では米連邦準備制度理事会(FRB)が最も注視しているインフレ指標である個人消費支出(PCE)コア指数が発表される。

5月31日

資料:デイリーFX経済指標カレンダー

ユーロ圏CPIが金利動向の道しるべ

欧州中央銀行(ECB)は2023年10月以降、銀行が中央銀行に預ける際の中銀預金金利を過去最高水準である4%に据え置いてきたが、6月の理事会で引き下げる可能性が高い。しかし、追加利下げの程度はインフレの見通し次第である。この点を考慮すると、5月のユーロ圏CPI速報値は、地域経済における最近の物価動向に関する貴重な情報となるため、金融政策の軌道を見極めるうえでとても重要である。

4月のユーロ圏インフレ率(CPI)は31日に発表される。アナリストは、4月の伸び率は前年同月比2.4%から2.5%に上昇し、コア指数は前月同様2.7%上昇になると予想している。総合指数のわずかな上昇により、ECBが来月の会合で金利引き下げを躊躇することはなさそうに思うが、予想を上回る内容となった場合は、緩和政策により慎重なアプローチを取るかもしれない。こうした動きを受けて、ユーロの通貨ペアは週末に向けてボラティリティが高まる可能性がある。

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米PCE、予想では小幅低下

米コアPCEも31日に発表される。コンセンサス予想では、4月は0.3%上昇し、年率では2.8%から2.7%に伸びが低下するとみられている。小幅な低下ではあるが、方向性は歓迎されるだろう。予想以上に下振れた場合は、2023年後半に始まったが今年初めに失速したディスインフレのトレンドが再び軌道に乗ったという楽観論を再燃させる可能性があり、米連邦公開市場委員会(FOMC)が秋のいずれかの時点で緩やかな利下げに軸足を転じるとの見方が強まるだろう。これはドルには不利だが、株式と金相場にはプラスに働く。

逆に、インフレ率が予想を上回れば、金利見通しがタカ派方向にシフトし、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ開始時期が遅れる可能性がある。このシナリオでは、FRBが利下げに踏み切る可能性のある新たな時期は11月か12月となるかもしれない。そのような展開になれば、米国債利回りとドル相場が上昇し、株式と貴金属にとってはより厳しい環境が生まれる可能性がある。

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--- DailyFX.com マーケットストラテジスト ディエゴ・コルマン著

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