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まだ乗れる!株高の波:史上最高値更新時が投資のタイミング

まだ乗れる!株高の波:史上最高値更新時が投資のタイミング

ジェレミー・ネイラー, IGアナリスト
原著者
居林有里, 翻訳・編集主幹
翻訳者

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このページの内容

※2024年3月22日15時31分更新

今も続く世界的な株高の勢い。しかし、さらなる頂点を目指す動きは今後も続くのか。英資産運用グループ、シュローダー社の戦略調査部長ダンカン・ラモント氏が、100年以上にわたるデータを基に、投資に最適なタイミングを見極める。

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ラモント氏の検証によれば、市場に参入するのに悪いタイミングはないという。1926年1月以来1,176カ月のうち、市場が史上最高値を記録したのは354カ月、つまり約30%の期間を占めている。史上最高値が更新された後の12カ月間の平均リターンは10.3%と、他の時期の平均(8.6%)よりも高い。ラモント氏は「投資家は、市場が高値にあるときに怯んでいたら、多くの潜在的な富を逃すことになる」と指摘する。

100年の株式市場データ:シュローダー社

株式市場では現在、S&P500種株価指数をはじめとする主要指数が史上最高値を更新し続けている。上記で説明したように、史上最高値を更新している時、歴史的にリターンは高いため、今が投資には最適であることがうかがえる。さらに、投資に良いタイミングである理由として、利下げが始まる時期である点が挙げられるという。ラモント氏は、金利が引き下げられると、株式相場は非常に好調に推移する傾向があると述べた。

資料:IGTV

米連邦公開市場委員会(FOMC)会合で年内3回の利下げが示唆されたように、米国では正に利下げサイクルが始まろうとしている。この利下げの流れは、他の主要国にも波及することが予想される。過去100年間のデータを調査したところ、米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げを開始した後、12カ月間の平均リターンは11%上回っており、現金の平均リターンよりはるかに高いという。

史上最高値を更新しているうちに投資?

ラモント氏は、市場が史上最高値に達したときに投資するのは良くないという通説を否定する。実際、歴史的に見ても、史上最高値の時に投資する方が、他の時に比べて平均リターンが高いのは上記で説明した通りだ。なぜなら、市場は時間とともに上昇し、定期的に史上最高値を更新する傾向があるからだ。あらゆるものが割高だと報じられているが、ラモント氏はまだ素晴らしい投資機会があると見る。

米巨大ハイテク株の分析

ラモント氏は、アップル(AAPL)、アマゾン(AMZN)、アルファベット(GOOG)、エヌビディ(NVDA)、マイクロソフト(MSFT)、メタ・プラットフォーム(META)、テスラ(TSLA)といった一握りの巨大ハイテク銘柄(マグニフィセントセブン)が、2023年初めから合計94%上昇していると指摘する。しかし、他の多くの銘柄はもっと妥当なバリュエーションで取引されている。同氏は投資家に対し、株式相場の上昇に乗り遅れたと感じないようアドバイスし、チャンスはまだあると話す。

今後の見通し:均等加重指数に投資妙味

今後の見通しについてラモント氏は、インフレ率の低下と緩和的な政策により中央銀行が利下げを続けるため、経済はソフトランディングとなるだろうと見ている。同氏は、このシナリオが株式と債券の両方に好影響を与える可能性があると考えている。また、市場の幅広い機会を考慮する均等加重指数は今後5年間、時価総額加重指数よりも良いパフォーマンスを上げる可能性があると予測している。

株式投資には常にリスクが伴うが、ラモント氏は規律あるアプローチを推奨し、予測不可能な出来事の影響を最小限に抑えるための分散投資の重要性を強調している。また、インフレが高止まりしている場合に備えて、高インフレでもカバーできる資産への投資も検討すべきと提案している。全体として、ラモント氏は、戦略的かつ長期的な投資アプローチが、より高いパフォーマンスをもたらし、不確実な時代を乗り切るのに役立つと考えている。

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