※2024年2月13日15時44分更新
ユーロ/円は下降トレンドラインに沿ってもみ合っているように見え、短期的には過去のサポートに向かって下落する可能性がある。
そのため、我々は1月の高値161.90円をストップロス(逆指値)、158.50円を利益確定売りの水準としてユーロ/円の売りを考えている。
最近のトレード結果:S&P500
まずは最近のトレードを振り返りたい。1月中旬にS&P500種株価指数のロングポジションの保持を仮定したが、以来、同指数は上昇し続け、5,000のすぐ下に位置する目標水準に到達した。同指数が上昇するにつれて利益を上げ続けるため、トレーリングストップ(高値安値に合わせて、逆指値注文をリアルタイムに自動修正する機能を追加した自動売買)を利用したり、利益確定の売り注文を出すとよいだろう。すでに売り注文を確定していれば、すでに200ポイントの利益が得られただろう。
S&P500 日足チャート
資料:IGTV
その後、ボラティリティ指数(VIX)を買いにした。VIXは上昇し、トレード開始当初は利益を上げたが、その後指数はエントリーレベルまで後退している。この時点でまだロングを保持している場合はトレードを継続し、ストップロスを1月の安値の下に置くとよいと考えている。今のところ若干の含み損となっているが、このトレードは勢いを取り戻す可能性があると見ている。
VIX指数 日足チャート
資料:IGTV
一方、日経平均株価についての予測は外れ、トレードは失敗した。日経平均は下がると予想していたが、30年ぶり高値を付けるなど逆に高値を更新し続けた。そのため2%のストップロスを使用した。今にして思えばその逆の注文(ロング)を選択すべきだった。実際にこの取引をおこなっていたら、資金の2%を失っただろう。
日経平均 日足チャート
資料:IGTV
今週のトレード機会
今週のトレード機会としては、ユーロの対円でのショート(EUR/JPY)に注目している。このトレードアイデアの根拠は、ABCエリオット波動の調整パターンで、これが確立しているとすると、ユーロは昨年12月から2月にかけての上昇トレンドラインがある158.50近辺に向かって下降する可能性がある。また、昨年11月からの下降トレンドライン(レジスタンス)が上値を抑えていることも理由の一つだ。ストップロスを1月の高値161.89または161.90の上のタイトに設定すれば、良いリスクリワードと言える。下値目標は158.50付近に設定する。
ユーロ/円 日足チャート
資料:IGTV