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ミーム株が再び話題に:急騰に投資家が歓喜、マーケットへの影響とは?

ミーム株が再び話題に:急騰に投資家が歓喜、マーケットへの影響とは?

クリス・ボーシャン, IGチーフ・マーケット・アナリスト
原著者
居林有里, 翻訳・編集主幹
翻訳者

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このページの内容

※2024年5月16日15時53分更新

ゲームストップ(GME)やAMCのようなミーム銘柄が再び話題となっているが、このところの強気相場について懸念すべきことなのだろうか?

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何がミーム株の上昇を後押ししているのか?

ゲームストップやAMCのようなミーム株が再び急騰し、個人投資家を喜ばせているが、一方で批評家は気を揉んでいる。ゲームストップの株価は、2021年のミーム株ブームの仕掛け人であるキース・ギル氏がソーシャルメディアに復帰するとの憶測が広がり、過去10営業日で340%も急伸した。AMC、コス(KOSS)、タッパーウェア(TUP)など、空売りの多い他のミーム銘柄も上昇している。

まだ2021年の高値は下回ってはいるものの、最近の上昇はこれらの銘柄の空売り筋には大きな損失を与えている。ゲームストップ株の空売り残高は、この株価上昇前に20カ月ぶりの高水準に達していた。しかし、大型ショートスクイーズが急騰を促したという証拠はほぼ見当たらない。

オプション取引は急増しており、特にゲームストップとAMCの強気コールオプションが顕著に増えている。個人投資家の取引は大きく回復しているが、2021年の「ミーム株ブーム」の水準を上回るまでには至っていない。

このような動きは、ソーシャルメディアをきっかけとしたトレーダー主導の取引が依然として力強く続いていることを浮き彫りにしており、一部の人々には手っ取り早く利益をもたらしているが、バリュエーションを見るとファンダメンタルズが置き去りにされていると批判的な声も出ている。

市場全体にとっての影響とは?

多くの投資家は、ミーム銘柄の復活は株式市場への大きな期待が裏切られる運命にあり、バブル化しつつある兆候を示していると見るだろう。

以前は、ミーム株の不安定な動きは、より広範な市場のリスクオフ心理を警告するシグナルとみなされていたが、2024年の最近の急騰は、リスク投資への健全な意欲を示唆しているように見える。

重要な違いは、現在のミーム銘柄の株価変動は、過去のように単にソーシャルメディア上の熱狂によるものではなく、業績など、よりファンダメンタルズな要因によってもたらされている点である。

ゲームストップ(GME)、AMC、カーバナ(CVNA)、ビヨンドミート(BYND)、コダック(KODK)、パランティア(PLTR)、コインベース(COIN)の7つの有名な「ミーム株」を見てみると、2022年の弱気相場の時など、S&P500種株価指数の下落に先行してボラティリティが急上昇したことがあった。

しかし、2023年10月の安値以降、ミーム株のボラティリティは市場全体の先行指標にはなっていないようだ。むしろ、リスクオンの強気相場環境を反映している可能性が高く、その上昇気運がミーム株をも押し上げている。

最近のミーム株の上昇は、逆行シグナルというよりも、力強さを増している現在の強気相場に伴う投資家のリスク選好の表れであるように思われる。

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サムネイル画像:Rafael Henrique - stock.adobe.com

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