※2024年6月3日10時37分更新
NY金価格は重要なサポートを割り込み、弱気継続のサインが点滅している。金価格の今後数日間の見通しを探る。
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必読：5月31日付レポート「金価格見通し：弱気継続に乗り換え？投資家心理に変化」
先日のレポート（上記必読レポート参照）では、ニューヨーク金先物相場の短期的な下落基調が続く可能性について述べ、弱気なトレードアイデアを探った。2,335ドル付近に位置するサポートを突破することは、弱気継続のテクニカルシグナルになり得ると指摘したが、先週金曜31日、金価格はこのエリアを割り込んだだけでなく、2,327ドルに位置する50日単純移動平均線をも下回った。
とはいえ、この下抜けの後、価格は下落の勢いが衰え、確実なブレイクアウトにはならなかった。しかし、すぐに反発とならなければ、状況は今週中に変わる可能性がある。先日のトレードアイデアに基づくと、ショートポジションが増加し始めるかもしれない。
方向性を考えると、金/ドルが今後数日間、下降を続けた場合、弱気心理がより優勢になり、さらなる下降に向けた条件が整う可能性がある。この場合、弱気派はまず、3―5月の上昇のフィボナッチ・リトレースメント61.8%の水準2,265ドルを目標価格とするだろう。さらなる下降局面では、2,225ドルに関心が移るとみている。
一方、金価格が50日単純移動平均線を突破し、2,340ドルを上回れば、買い意欲が再び高まり、2,365ドルへ向けて上昇する可能性がある。この重要な天井を超えて上昇すれば、短期的な弱気見通しは無効となり、価格は2,377ドル、さらには2,420ドルへと向かう道が開ける。
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NY金スポット価格 日足チャート
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--- DailyFX.com マーケットストラテジスト ディエゴ・コルマン著
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