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WTI原油、そり立つ80ドル。OPECプラスの進軍。原油価格の見通し

WTI原油、そり立つ80ドル。OPECプラスの進軍。原油価格の見通し

木全哲也, ストラテジスト

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このページの内容

原油価格は5月に入ってから下落。80ドルをブレイクすることに失敗。6月2日にOPECプラス会合を控える中、投資家が神経質になっている。重要会合を控えた原油価格の今後の見通しとは。

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原油価格のターゲット】

上値:80ドル

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原油、OPEC会合控える

WTI原油価格は、5月に入り3%強下落している。中東情勢を巡る不透明感が高まっている一方、原油供給が安定していることに加え、6月2日に開催予定のOPECプラス会合を控えた不透明感が原油価格を押し下げている。

 

OPECプラス会合では、6月末までとされている原油の減産の延長が議論される見込みである。市場参加者は減産延長を見込んでいるものの、イラクの石油大臣が一時更なる減産には同意しない旨の発言をしていることや、イランが時期は不明であるものの、原油生産を引き上げる計画が報道されるなど、OPEC加盟国の中でも減産に不満を持っている国は多い。2024年に入り、減産反対などを背景にアンゴラがOPECから脱退した。

 

サウジアラビア、ロシアを中心にOPECプラスの減産が延長される可能性が高いものの、減産を巡ってOPECプラスは一枚岩ではなく、最近の減産決定では議論が難航していることから、6月2日の会合に対する不透明感が漂っている。

 

近年の原油価格は、OPECプラスの減産に支えられてきており、減産延長が決定されなかった場合、原油の供給が増えるとの見方から原油価格が下落する可能性があり注目である。

 

また、5月に入ってからの原油価格の下落には、米国での原油在庫が増加していたことなども価格の下押し圧力になっているが、30日に米国石油協会(API)より、週次の原油およびガソリン在庫データが公表された。

商品月初来パフォーマンス

資料:BloombergよりDailyFXが作成。

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米国原油在庫

米国エネルギー省の発表に先立ち、正確性は劣るものの速報性の高い米国石油協会の原油・ガソリン在庫データが公表された。原油・ガソリン在庫は増加傾向であったものの、ともに減少した。正確性の高いエネルギー省のデータも原油在庫の減少を示した場合、原油の需給が引き締まっているとの見方から原油価格を押し上げる可能性がある。

 

米国では、ドライブシーズンが開始し、ガソリン需要が一段と高まることが見込まれる。ガソリン在庫が一段と減少した場合、原油を精製してガソリンを作る必要があることから、原油在庫の減少に繋がる可能性がある。

米国原油・ガソリン在庫

資料:TradingEconomicsよりDailyFXが作成。

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WTI原油価格の見通し

WTI原油価格(1バレル)は、80ドルをトライしたものの、上方ブレイクに失敗、反落している。MACDラインおよびシグナルラインはほぼ横ばい、RSIも50前後で推移しており、明確なトレンドを示していない。

 

テクニカル面で中立な中、OPECプラス会合を控え、投資家が神経質になっており、原油価格は5月に入ってからのレンジ77.61~80.00ドルで推移することを見込む。レンジを上方、もしくは下方にブレイクすると、原油価格のトレンドが明確になる可能性が高まる。

【原油価格のターゲット】

上値:80ドル

下値:77.61ドル

 

WTI原油価格日足チャート

WTI原油価格日足チャート

資料:TradingView

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-- DailyFX.com ストラテジスト 木全哲也著

サムネイル画像:Rafael Henrique - stock.adobe.com

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